作品概要

ベルナール峠からアルプスを越えるボナパルト》は、画家のジャック=ルイ・ダヴィットによって制作された作品。制作年は1800年から1801年で、マルメゾン城に所蔵されている。

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絶対的権力と自信に満ちた絵画である《ベルナール峠からアルプスを越えるボナパルト》は、支配者の大規模な騎馬肖像画である。この厄介な地形を英雄的に征服したナポレオンは、左下の岩に名前が書かれている2人の将軍、同じく難しい軍事的勝利を勝ち取ったハンニバル、カール大帝ととともに、歴史においてその地位を確保している。

英雄の描写

ナポレオンは、1799年に軍事クーデターを経て第一統領となった。この絵は、この大胆な将軍と、混沌と危険に直面してなお力を維持するという彼の能力を表している。

馬は崖の端で前足を上げており、ナポレオンは片手で手綱を握りながら、もう一方の腕で前方を示している。馬の動きは、ナポレオンの黄色いケープの動きの繰り返しとなっている。この指導者についてのすべての描写は、革命の混乱期にフランスを導いた彼の能力を強調し、前進する軌道を示している。

ダヴィッドは革命を支持していたが、一方で新しいフランスの指導者であるナポレオン(ダヴィッドの評判と財政状況を回復させた)に仕え、権力の正当化を助けるような多くの肖像画を描いた。

制作の背景

この作品は、スペインのカルロス4世によって依頼されたものである。カルロス4世はナポレオンを賞賛し、フランスの秩序の回復に安心していた。

しかしこの作品は、事実とはかけ離れたものであった。ナポレオンはアルプスに軍隊を導いたが、実際に乗っていたのは白馬ではなくラバである。ナポレオンは、ダヴィッドの肖像画のモデルを拒否した。代わりに、ダヴィッドはナポレオンの服を着たモデルを使用してこの英雄の姿を描いた。

この絵はもともとはスペインの王宮に展示されていたが、ナポレオンはすぐに自分用に3部注文した。ダヴィッドはその後、1801年にナポレオンの首席画家に任命され、彼と彼の弟子は、ナポレオンの治世を通して公式肖像画とプロパガンダを提供した。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャック=ルイ・ダヴィット
  • 作品名ベルナール峠からアルプスを越えるボナパルト
  • 制作年1800年-1801年
  • 製作国フランス
  • 所蔵マルメゾン城 (フランス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ261cm
  • 横幅221cm
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