作品概要

》は、画家のロベール・ドローネーによって制作された作品。制作年は1912年から1913年で、ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館に所蔵されている。

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ドローネーの踏み出した新たな道

1912年制作の本作品《窓》は、ドローネーがキュビズムから脱退したころに発表された。ドローネーはキュビズムから脱退後、純粋抽象画を主に制作していく。そんな新たな道を進み始めたドローネーが、力を入れていたのがこの窓をテーマにしたシリーズなのである。

本作品の制作時ドローネ―は、「視覚的感覚がなければ光は存在せず、動きというものもない」と述べている。彼は、視覚が感覚の中で最も優れているものだと信じていたのだ。またドローネーは、レオナルドから人間の魂は宇宙に通じるものであると学んでいたという。これらのことを反映するかのように、本作品には彼の思想がぶつけられている。例を挙げるとするなら、それは色彩に表れているといえる。

色彩のコントラストが生み出すリズム

規則的に並べられている図形で構成されたこの絵画には、色彩に見事なコントラストを見ることができる。またそのコントラストが画面に安定したリズムを生み出しているのだ。実は、この色彩で表されたリズミカルなコントラストこそが本作のテーマなのである。

これまでの表現されてきたような窓とは違い、想像上の異次元に存在する窓をドローネーは完成させたのだった。つまり、造形と色を用いて作品を仕上げながら抽象画家として歩み出していたのであろう。

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基本情報・編集情報

  • 画家ロベール・ドローネー
  • 作品名
  • 制作年1912年-1913年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館 (ドイツ)
  • 種類油彩
  • 高さ79.9cm
  • 横幅70cm
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