作品概要

読書をする裸婦》は、画家のロベール・ドローネーによって制作された作品。制作年は1915年から1915年で、ビクトリア国立美術館に所蔵されている。

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珍しい主題

《読書をする裸婦》はロベール・ドローネーの9つ存在する作品のうちの1つである。ドローネーはあまり裸婦画を描かない画家であったため、裸婦をテーマにしたこのシリーズは彼の作品の中でも非常に珍しいといえよう。

ドローネー絵画の共通点

本作品は珍しいものであるが、これまでの彼の作品と全く異なるものであるかというとそうではない。では、本作品と以前のドローネー作品の共通点はどこにあるのだろうか。それは、本作品を見ていただくとお分かりいただけるであろうこのカラフルな色遣いである。

ここでは、抽象絵画で使用されている色彩と主題の裸婦に使用されている色彩が原則的に同じなのだ。そして、読書をしているこの女性の色と形は実にきめ細やかに表されている。この形こそが、もう一つの共通点ともいえるだろう。それはドローネーがこの読書している女性の身体を描く際、楕円形をイメージして描いたといわれていることであり、なんとも抽象画家らしい一面が伺える話である。

女性の身体の柔らかさを利用し、強調するかのように傾いた背中と股関節、左脚のラインからは彼のイメージした楕円形が見て取れる。円を用いて描かれたのは女性ばかりではなく、女性の手前にあるテーブルクロスも円をモチーフに描かれている。

総合して考えると、本作品のテーマはドローネーにとって珍しいものであったのだが色調や主題に利用した形などドローネー作品には共通する点が非常に多い。彼の色理論の基礎となった相補的な色のコントラストは、どの絵画をとっても原則に基づいているのだ。

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基本情報・編集情報

  • 画家ロベール・ドローネー
  • 作品名読書をする裸婦
  • 制作年1915年-1915年
  • 製作国?
  • 所蔵ビクトリア国立美術館 (オーストラリア)
  • 種類油彩
  • 高さ862cm
  • 横幅724cm
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