作品概要

同時的コントラスト:太陽と月》は、画家のロベール・ドローネーによって制作された作品。制作年は1912年から1913年で、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

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20世紀の芸術に貢献した作家

ロベール・ドローネ―は、光を用いた抽象絵画を描いたことで20世紀初頭の芸術に大きく貢献した人物である。ドローネ―の新しい美学というのは、彼の純粋な絵画への探求から生じたものだといわれている。そして、そのきっかけとなったのは印象派とキュビズムの伝統である。

光の反射と屈折を実験するために、ドローネ―は19世紀の色理論を用いるほど彼の探求心は熱いものだった。これが、ポーランドの詩人で小説家のギヨーム・アポリネールが先導したオルフィスムのプロセスともいわれてる。

研究された色彩

本作品《同時的コントラスト:太陽と月》は正に、オルフィスムのリズミカルな色彩調和に基づく絵画スタイルが開花したような一作である。この作品は、1912年から1913年にかけて左下に向かって描かれている。制作開始から完成までに要した時間を見ても、作者がこの作品をいかに重要視していたかお分かりいただけるだろう。

次に、副題にもある太陽と月に焦点を当て本作品を観察してみよう。右に輝く太陽と左に淡い涼しげな青色を基調に描かれた月は、比較対象として描かれたというより双方の領域を円を用いて画面の中央で融合するかのように描かれている。

つまり、太陽の持つ温かさと月が醸し出す冷たさを色のコントラストを用いて抽象絵画に表したかったのであろう。この同時に、知覚できるコントラストからなる抽象的ビジュアルを考案したとされているのが本作品の作者ドローネ―なのである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ロベール・ドローネー
  • 作品名同時的コントラスト:太陽と月
  • 英語名Simultaneous Contrasts:Sun and Moon
  • 分類絵画
  • 制作年1912年 - 1913年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ニューヨーク近代美術館 (アメリカ)
  • 種類油絵
  • 高さ134.5cm
  • 横幅134.5cm
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