作品概要

ぶどうを集めるサテュロス》は、画家のアンニーバレ・カラッチによって制作された作品。制作年は1597年から1600年で、ナショナルギャラリーに所蔵されている。

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ギリシャ神話にでてくるサテュロスはワインの神バックスの仲間

古典的であるローマ神話の中でバックスははワインの神であり、ギリシャ神話でのディオニューソスにあたる。ワインと女性、更には美少年を愛したサテュロスはこのバックスの仲間で、ギリシャ神話に登場する半人半獣の自然の精霊である。その容貌は毛むくじゃらで二本の角を生やしており、山羊に似ている。

そして《ぶどうを集めるサテュロス》を見てみると頭にはぶどうと蔦で作った花輪をのせていることがわかる。周りにはサテュロスがぶどうをとれるようの手助けをする人物が二人おり、右側の木では子供の天使がぶどうに手を差し伸べている。

ハープシコードの蓋の装飾の一部であり、現代的な要素を持っている作品

この《ぶどうを集めるサテュロス》はフルヴィオ・オルシーニというローマのファルネーゼ宮殿の図書館司書で尚且つ、枢機卿の助手であった人物のもっていたハープシコードの蓋に装飾されていた絵画である。おそらくカラッチの作品である《マルシュアスとオリンパス》も同様にこのハープシコードの蓋の装飾の一部だったであろうと言われている。

又、オルシーニは歴史家だったので、カラッチの作品に対してアドバイスをしていたのかもしれないのである。この《ぶどうを集めるサテュロス》と《マルシュアスとオリンパス》のようなスタイルと精神を持った絵画は現代的なファルネーゼ宮殿のフレスコ画に非常に似通っている。

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基本情報・編集情報

  • 画家アンニーバレ・カラッチ
  • 作品名ぶどうを集めるサテュロス
  • 英語名Silenus gathering Grapes
  • 分類絵画
  • 制作年1597年 - 1600年
  • 製作国イタリア?
  • 所蔵ナショナルギャラリー (イギリス)
  • 種類油絵
  • 高さ54.5cm
  • 横幅88.5cm
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