作品概要

アンジェリカを救うルッジェーロ》は、画家のアルノルト・ベックリンによって制作された作品。制作年は1879年から1880年。

詳細な画像を見る

象徴と幻想の画家

アルノルト・ベックリンは、その特性をひとつの表現でまとめられない点で、近代画家の間では珍しい存在である。当時の他の画家が過去の古典的歴史主題を振り返り、より顕著な抽象化を試みた一方で、ベックリンは、神話的なイメージや、劇的で贅沢なものに引き寄せられ、ルネッサンス依頼の芸術の歴史に身を浸した。結果として彼の作品は、キッチュと呼ばれそうに様式的で主題的な折衷主義と、絵画的な伝統との組み合わせとなった。

ベックリンの作品は、時には大衆を魅了する力を持っていた。しかしそれらはまた、奇妙な主題を自然主義的表現と組み合わせることに興味を持った多くの近代画家の試金石ともなった。

モチーフとなった物語

絵画は16世紀のイタリアの詩人ルドヴィーコ・アリオストによる叙事詩「狂えるオルランド」の場面を描いている。イスラム軍の騎士のルッジェーロは、異教徒の王女アンジェリカを海の怪物から救い出す。

《ルッジェーロとアンジェリカ》を描いてから6年後、ベックリンは再びこの主題に戻った。残念ながらこの作品は現在失われている。

描かれているのは、物語のクライマックス後の瞬間まである。モンスターの血はまだ切断された首からしたたっている。顔が隠れて見えないルッジェーロは、アンジェリカの裸体にローブをかけている。彼女はすでに解決された恐怖にいまだに縛られたように静かに立っているが、その顔は涙にぬれ、安堵と解放感が表れている。いましがた起こった事件の恐怖により、膝は曲がり、その手からも力が抜けているようである。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家アルノルト・ベックリン
  • 作品名アンジェリカを救うルッジェーロ
  • 英語名Roger freeing Angelica
  • 分類絵画
  • 制作年1879年 - 1880年
  • 製作国不明
  • 所蔵不明
  • 種類不明
  • 高さ不明
  • 横幅不明
  • 投稿日
  • 編集者
  • アンジェリカを救うルッジェーロの感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。