作品概要

セイレーン》は、画家のアルノルト・ベックリンによって制作された作品。制作年は1875年から1875年で、旧国立美術館に所蔵されている。

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《セイレーン》は、ドイツの画家アルノルト・ベックリンにより1875年に制作された油彩画である。旧国立美術館に所蔵されている。

モチーフとなった物語

ホメーロスの「オデュッセイア」において人気のあるエピソードに登場するセイレーンは、オデュッセウスが克服しなければならなかった多くの危険の1つであった。セイレーンは地中海沿岸に住む生き物であり、歌で男性を魅了した。絵画上でのセイレーンの表現は様々であり、通常は美しい女性と鳥の体の部分のいくつかの組み合わせで描かれることが多い。

珍しいアプローチ

他の絵画におけるセイレーンの描写のほとんどは、オデュッセウスの道中の場面で描かれ、セイレーンに襲われる船と人に重点を置いたものとなっている(ウォーターハウスの描いた《オデュッセウスとセイレーン》などが有名である)。それに対してベックリンは、セイレーンという主題にも関わらず、不可欠ともいえるオデュッセウスを描かないという、はるかに珍しいアプローチを取っている。近づいてくる船はおそらくオデュッセウスのものであろうが、画面はセイレーンのみで満たされている。

描写

描かれたセイレーンは腰までが人間であり、その下の部分は鳥に似ている。一人はこちらを向いており、大きな声を出し、非常に魅力的な容貌で座っている。もう一人は、フルートのような楽器を演奏しているように見える。そして、右の胸が岩の上に乗っているほどに肥満体である。彼らの足元には、3つの人間の頭蓋骨が描かれている。

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基本情報・編集情報

  • 画家アルノルト・ベックリン
  • 作品名セイレーン
  • 英語名Sirens
  • 分類絵画
  • 制作年1875年 - 1875年
  • 製作国旧国立美術館
  • 所蔵旧国立美術館 (ドイツ)
  • 種類テンペラ、キャンバス
  • 高さ46cm
  • 横幅31cm
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