作品概要

同時に開いた窓(第一部、第三モチーフ)》は、画家のロベール・ドローネーによって制作された作品。制作年は1912年から1912年で、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館に所蔵されている。

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ドローネ―のキャンバス表現

ドローネ―は1912年の春、窓をテーマに作品の制作を開始しし始めた。窓のシリーズ作品で描き表されたのは、事実的根拠のない具象的なものであった。キャンバスに描き表された具象は、あたかも散らばっているかのようである。

画中に隠された作家の信念

ドローネ―は、《同時に開いた窓(第一部、第三モチーフ)》の画中にある物を描き込んでいたのである。その物とは、近代社会を象徴するエッフェル塔であった。抽象的な作品の中に、緑で表されたエッフェル塔を出現させたのには彼のある強い思いが関係していた。

その彼の思いとは、近代社会に対しての憧れと熱意である。エッフェル塔が建設された当時、フランスではエッフェル塔こそが近代社会の象徴であり国民の誇りであった。つまりこの作品は、ドローネ―の近代社会に対する暗示であろう。

色彩表現に対する定義

本作品のように彼の被写体を断片化して描き表すスタイルや、破壊的な表現方法はキュビズムに大きな影響を与えることとなった。しかしながら、キュビズムのモノクロで触覚的な表面の表現法とは明らかに異なりをみせていた。

ドローネ―が本作品で表現したかったのは、変化に富んだ半透明なプリズムの変化であった。そしてそれは、線やモデルによって定義、表現されるのではなくドローネ―は角形の色によって定義することを望んでいたのだ。これらのことは、他の窓のシリーズ作品で用いられた表現スタイルや色彩からも彼の意志を組み取ることができるであろう。

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基本情報・編集情報

  • 画家ロベール・ドローネー
  • 作品名同時に開いた窓(第一部、第三モチーフ)
  • 英語名Windows Open Simultaneously 1st Part,3rd Motif
  • 分類絵画
  • 制作年1912年 - 1912年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ソロモン・R・グッゲンハイム美術館 (アメリカ)
  • 種類油絵
  • 高さ57cm
  • 横幅123cm
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