作品概要

ルームサービス給仕人(1928年)》は、画家のシャイム・スーティンによって制作された作品。制作年は1928年から1928年で、不明に所蔵されている。

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独特の画法

シャイム・スーティンのような方法で絵の具を操る画家は、あまりいないだろう。カンバスいっぱいに塗りたくり、斑点や線や裂け目も描いてしまう。そのカンバスは、感情で沸き立っているように見える。

遠くからは均一に色付けされているように見える絵も、近くでみると万華鏡のように目まぐるしく変化しているように見えるのである。

貧しかった日々

スーティンは、1893年現在のベラルーシであるリトアニアのユダヤ人家庭に生まれた。1913年には無一文でパリに向かい、モンパルナスに移り住む。そこから何年かは非常に貧乏な生活を送っていた。スーティンがパリのホテルやレストランのスタッフに魅了されたのは、1920年代初期のころである。

へとへとになるまで作品を描き続け、その多くはゆがんだ姿で描かれた。長くなった手足や、アンバランスな目や象のような耳である。

その変形した姿は、第一印象は残酷で滑稽であるが、それはスーティンの目にとまった特定の特徴の印象を表現しているだけなのである。

名声を得たスーティン

本作を含む数々の給仕人や料理人たちの絵は、1919年から1933年の間に描かれ、1920年代の終わりに彼が有名になるきっかけとなったシリーズである。スーティンは無一文のボヘミアンアーティストから非常に尊敬される画家へと変貌を遂げたのである。

本作の特徴

彼は、給仕人たちの控え目な様子に興味を抱いていた。なぜならその姿の中に自分を投影していたからである。本作《ルームサービス給仕人》のモデルは、ホテルスタッフの中でも最もスマートな制服であるフォーマルな服を身に着けている。燕尾服とベストと白いネクタイである。

これを身に着けるということは、ホテルの客の次に位が高いということである。彼の眉は吊り上がり、両手は何気なくポケットに入れられ、このルームサービス給仕人は、自分がまるで今の立場よりさらに上にいるかのように、無関心な空気を醸し出している。

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基本情報・編集情報

  • 画家シャイム・スーティン
  • 作品名ルームサービス給仕人(1928年)
  • 英語名Room Service Waiter
  • 分類絵画
  • 制作年1928年 - 1928年
  • 製作国フランス
  • 所蔵不明 (不明)
  • 種類油絵
  • 高さ不明cm
  • 横幅不明cm
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