作品概要

ポーチュギーズ・スティル・ライフ》は、画家のロベール・ドローネーによって制作された作品。制作年は1915年から1916年で、ボルチモア美術館に所蔵されている。

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混在するスタイル

《ポーチュギーズ・スティル・ライフ》は、ロベール・ドローネ―が世界一次大戦中ポルトガルに住んでいた時に制作された12作中の1作である。そしてその数年前には、彼の友人であり詩人で小説家のギヨーム・アポリネールが印象派を批判しキュビズムという新しいスタイルを打ち立てていた。この時代背景が作用してか、ドローネ―作品の基盤にはキュビズムの分析された構造とファシズムスタイルの色彩の二つが混在していた。

移り変わる作風

1913年を通しドローネ―は色を探究し続けた。その結果、彼は色彩豊かな円盤を描いた一連の抽象絵画作品を描き上げていくことになる。抽象絵画を描き進めていたドローネ―であったが、彼は1915年頃に再び写実的な物にインスピレーションを受け《ポーチュギーズ・スティル・ライフ》を制作する運びとなったのである。

月日は流れ、1989年サイディー・メイというアメリカのコレクターが、ニューヨークにあるシドニー・ジェニーズ・ギャラリーを訪れた際、ドローネ―の大きく色彩豊かな本作品を気に入り購入していった。それは、彼女が亡くなるわずか一年前のことであった。

彼女の死後、本作品は彼女の持ち物とされプライベート美術館やコーン・コレクションへと所蔵場所が移されていくことになるのである。このエピソードからも作品が辿った背景というのは、作家の手元を離れてから現在の所蔵場所に収められるまでに、いくつかの道のりが存在したことが伺える。

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基本情報・編集情報

  • 画家ロベール・ドローネー
  • 作品名ポーチュギーズ・スティル・ライフ
  • 英語名Portuguese Still Life
  • 分類絵画
  • 制作年1915年 - 1916年
  • 製作国ポルトガル
  • 所蔵ボルチモア美術館 (アメリカ)
  • 種類
  • 高さ66.04cm
  • 横幅92.08cm
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