作品概要

台座のマリー=ロール・ノアイユの小さな頭部》は、画家のアルベルト・ジャコメッティによって制作された作品。制作年は1946年から1946年で、ジャコメッティ財団に所蔵されている。

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《台座のマリー=ロール・ノアイユの小さな頭部》は、スイス出身の20世紀の彫刻家であり、画家でもあるアルベルト・ジャコメッティ(1901-1966)が1946年頃に制作した彫像である。

芸術家の庇護者、マリー=ロール・ノアイユ

シュルレアルストの芸術家たちのコレクターであり、パトロンだったシャルルとマリー=ロールのノアイユ子爵夫妻は、ジャコメッティの作品の最初のコレクターになった。

1929年、ジーン・ブッチャー・ギャラリーで開いたジャコメッティの個展では、ジャコメッティの初期の作品である《見つめる頭部》を購入している。夫妻は自らも邸宅の庭に石像を作ってくれるようジャコメッティに依頼した。

作っているうちに、どんどん小さく

ジャコメッティは1935年にシュルレアリストの運動と決別しても、ノアイユ夫妻とは変わらず親交をあたためた。1946年から1947年のあいだ、ジャコメッティはマリー=ロール・ノアイユをモデルにドローイングや彫刻を制作した。本作は、スイスで戦火を逃れたあと1945年の9月にパリへ戻ってからすぐ取りかかり、1946年に完成した彫像だと思われる。彼を有名にした細長い彫像のスタイルを確立する前の作品だ。

1938年からジャコメッティは親指サイズの彫刻を作っていた。「忘我の境地で制作をしてきた。自分でも理解しがたい。作っているうちに、どんどん小さくなっていくんだ。この小さなサイズが自分にとっての彫像なのだ」と1951年にインタビューを受けた際に語っている。

小さな作品にも関わらず、楕円形の顔の輪郭に、細長い鼻といったマリー=ロールの特徴を正確に捉えている。首や胸部の境界はかろうじて判別がつく程度だ。画家の生存中には一般公開されなかった。

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基本情報・編集情報

  • 画家アルベルト・ジャコメッティ
  • 作品名台座のマリー=ロール・ノアイユの小さな頭部
  • 英語名Small Head of Marie-Laure de Noailles on a Base
  • 分類絵画
  • 制作年1946年 - 1946年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ジャコメッティ財団 (フランス)
  • 種類ブロンズ
  • 高さ12cm
  • 横幅5.5cm
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