作品概要

》は、画家のアルベルト・ジャコメッティによって制作された作品。制作年は1947年から1947年で、ジャコメッティ財団に所蔵されている。

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《鼻》は、スイス出身の20世紀の彫刻家であり、画家でもあるアルベルト・ジャコメッティ(1901-1966)が1947年頃に制作していた彫刻作品である。本作は、画家の大きな転機となった作品のうちの1つだ。

シュルレアリスムの名残

1929年、ジャコメッティはシュルレアリスムの運動に参加するが、6年で決別し、作風を転換させる。だが、本作はシュルレアリスムの名残が残っている。

本作は金属の枠に支えられるようにして頭部がモノのようにぶら下がっている。窪んだ目と口の開いた頭部は頭蓋骨を思わせる。鼻は檻のような枠を超えて伸びている。横から見ると、ピストルのような形状をしている。

死のイメージ

本作は、当時のジャコメッティの体験や関心を反映している。天井からぶらさがっているクモの悪夢を見て、最近亡くなった隣人の死を連想した。また少し前の1921年に目撃した死の記憶がよみがえって制作につながったともいわれている。ジャコメッティはイタリア旅行中に友人の死を目撃していた。その頭をそらせ、口を開いた姿から想を得ているのかもしれない。また、哲学者で画家の友人でもあるジャン=ポール・サルトルによれば、本作は戦後の不安を表しているという。さまざまな解釈ができる作品となっている。

1949年頃の《鼻》はより緻密に作られ細長い造形になっている。1950年にジャコメッティは3つの展覧会(アメリカのニューヨーク、フランスのパリ(1951年に延期)、スイスのバーゼル)のために準備された。ジャコメッティの創作の重要な鍵を握る作品として認知されている。

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基本情報・編集情報

  • 画家アルベルト・ジャコメッティ
  • 作品名
  • 英語名The Nose
  • 分類絵画
  • 制作年1947年 - 1947年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ジャコメッティ財団 (フランス)
  • 種類ブロンズ
  • 高さ80.9cm
  • 横幅70.5cm
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