作品概要

夢見る寝そべった女性》は、画家のアルベルト・ジャコメッティによって制作された作品。制作年は1929年から1929年で、ジャコメッティ財団に所蔵されている。

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本作はジャコメッティがシュルレアリスム運動に参加すると公に表明するまえに完成した作品である。

シュルレアリスムの影響を受けた作品

1929年当時、若き芸術家ジャコメッティは、多くの芸術家たちが滞在し、創作活動をしていたヴィラノアイユに滞在していた。その場所で、シュルレアリスムの画家アンドレ・マッソン、博物館学者ジョージズ・ヘンリ・リビエラ、インテリア・デザイナーのジーン・マイケル・フランクと出会い、支援を受けることになった。

1929年、《夢見る寝そべった女性》という、女性、エロティシズム、夢に対してシュルレアリストの関心を呼び起こす詩的なタイトルがつけられた本作は、フランスの詩人、ミシェル・レリスによって、ジョルジュ・バタイユが発起人の雑誌『ドキュマン』のなかで発表された。その年、ギャラリーのオーナーであったピア・ローブと契約し、ブロンズの彫刻を買い取ってもらえるようになった。また本作はリュディエ鋳造所で鋳造された初期作品のひとつでもある。

スプーンの形をした女の頭部

女の顔と思われる部分はスプーンの形になっている。2本の波打った体の部分に突き刺っている3本はかすかにエロティックな性質を孕んでいる。銘板のような平らな底もジャコメッティが時間をかけ何回もやり直した跡が見られる。

本作に見られる彫刻と装飾美術を混合したようなオブジェクトを分類するのは難しい。さらに、本作はプリミティブ・アート、とくにアフリカ彫刻の影響も受けている。

《夢見る寝そべった女性》は1965年、イギリスのロンドンで開催されたジャコメッティの回顧展で一般公開されている。

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基本情報・編集情報

  • 画家アルベルト・ジャコメッティ
  • 作品名夢見る寝そべった女性
  • 英語名Reclining Woman Who Dreams
  • 分類絵画
  • 制作年1929年 - 1929年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ジャコメッティ財団 (フランス)
  • 種類ブロンズ
  • 高さ23.7cm
  • 横幅42.6cm
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