作品概要

嵐の後の下校風景》は、画家のシャイム・スーティンによって制作された作品。制作年は1939年から1939年で、フィリップスコレクションに所蔵されている。

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スーティンと母国

スーティンの作品で、20歳までのベラルーシでの生活の痕跡を探してみると、“ベラベラルーシ”というアートサイトによれば、スーティンが母国に対してなつかしく感じる思い出は、作品内にはほとんどなかったようである。

正反対の例を挙げると、例えばシャガール作品は、パリで描かれたにもかかわらず、ユダヤ系ロシア人の田舎が舞台かのようであるということである。

数少ない母国の風景

スーティンは「家」というものに対する痕跡をあまり残そうとしなかったが、晩年の作品の一つに本作《嵐の後の下校風景》があり、かつてのロシア、現在のベラルーシでの景色を思わせる、簡素でやわらかな風景で、特有の色合いの痕跡を見ることができる。

本作は、スーティンのファンの間でも以前は知られていなかった。謎めいた静かなパワーがあるが、スーティンの他の風景画ほど狂気的ではない。

母国での評価

スーティンがベラルーシの人々に評価されるには、少し時間がかかったが、後にミンクス近郊のスミラビッチというベラルーシにある小さな町で「シャイム・スーティンの空間」という常設の展示場が作られた。

紆余曲折を経て、ベラルーシ生まれの画家シャイム・スーティンの物語が、生まれた場所に戻ったのだ。展示はスーティンの人生を二つに分けた形式で行なわれた。一つ目は「家」と呼ばれる展示でミンスクやビルニアの彼の家族のことなどの情報とともに、古い家具や展示品を用いてスーティンの子ども時代を紹介していた。パリ時代のスーティンについては、バーカウンターやテーブルや椅子のあるパリらしいコーヒーハウスのような展示となった。

悲しい最期

このユダヤ人アーティストは、1943年に悲劇的な死をとげる。それはゲシュタポから逃れるためにパリ近郊の森に逃げているときだったという。

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基本情報・編集情報

  • 画家シャイム・スーティン
  • 作品名嵐の後の下校風景
  • 英語名Return from School after the Storm
  • 分類絵画
  • 制作年1939年 - 1939年
  • 製作国フランス
  • 所蔵フィリップスコレクション (アメリカ)
  • 種類油絵
  • 高さ43.2cm
  • 横幅49.5cm
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