作品概要

エッフェル塔》は、画家のロベール・ドローネーによって制作された作品。制作年は1910年から1910年で、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館に所蔵されている。

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作品へ反映された作家の思想

1910年に制作された《エッフェル塔》はエッフェル塔シリーズのうちの一作であり、ドローネ―がこのシリーズを制作すればするほど被写体は抽象化されていったといわれている。パリのファンタジー作家マークによると、1924年のドローネ―の絵画シリーズ作品は、その瞬間や上空、下側から内側、距離間、日中なのか夜なのかすべてはドローネ―の気分次第で表現されていたとされている。

画中に表される被写体は、写実的絵画の光の表現方法とは異なり、ドローネ―自身の思う光の効果が画中に反映されていたといえよう。

塔のイメージ

ドローネ―の長年にわたる研究の結果、エッフェル塔は可能な限りの次元と側面からの視点で描かれることとなった。当初1910年の《エッフェル塔》は、宇宙の塔を分解するようなイメージを重視して描かれていた。そのためエッフェル塔には、さまざまな要素が盛り込まれ、塔が渦の中に出現したかのように表現された。

ドローネ―は本作を描く際、色を使って破壊的に表現するのではなく線と形を主に使用してエッフェル塔が分解するように、キュビズムスタイルで描き表したのである。まさに、今後ドローネ―がキュビズムスタイルを押し進めていくことを予感させるような技法である。

ドローネ―がエッフェル塔に対して長年研究を行ってきたことと、連作を発表していることからも彼がエッフェル塔にかける想いがお分かりであろう。本作品にはそんな彼の想いと、塔がフランスの強く輝く芸術的な魅力であった事実の両方が織りなされているのである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ロベール・ドローネー
  • 作品名エッフェル塔
  • 英語名Tour Eiffel
  • 分類絵画
  • 制作年1910年 - 1910年
  • 製作国
  • 所蔵ソロモン・R・グッゲンハイム美術館 (アメリカ)
  • 種類油絵
  • 高さ20cm
  • 横幅16cm
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