作品概要

キジのいる静物画》は、画家のシャイム・スーティンによって制作された作品。制作年は1924年から1924年で、オランジェリー美術館に所蔵されている。

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家禽を用いた静物画

スーティンは家禽のいる静物画シリーズで、何度かキジを描いており、キジは羽に様々な色があるため、彼はそれを好んで被写体にした。

それぞれの物体の役割

この静物画は、経帷子(きょうかたびら:死体に着せる白衣)の上に置かれた人間の遺体、または死んだキリストにさえ似ている。その鳥は、実際白い布、しわのよったシーツの上に置かれており、背景の白い水差しがその様子を見守っている。おそらくスプーンであろう謎の物体が、その水差しの口から飛び出している。

特徴的な構図

テーブルは、まるでこの光景を観やすくするかのように傾いている。テーブルもキジの死体も布も、全てのものが波立っているように見える。この押し寄せてくるような構図が、絵に生命力を与えているのである。キジの隣に描かれた赤い唐辛子の曲線が鳥の死体を引き立たせ、その不安定さを強調している。

スーティンの色彩表現の技術

キジの羽は、赤、オレンジ、黄土色、灰青色など多様な色で描かれ、すさまじい色味でその死を表現している。白い布に明るい黄色で渦や線を描くことで活気を与え、鳥の死を引き立たせている。

キジを描いた筆づかいは激しく、部分的に絵の具がインパストの手法で塗られており、不思議とこの動かない物体にエネルギーを与えている。全ての対照的な要素を集約することで、新しい活力が生まれているのである。

*インパストとは、 ブラシまたはパレットナイフの跡が見えるように、厚く絵の具塗布する絵画の技法のことである。

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基本情報・編集情報

  • 画家シャイム・スーティン
  • 作品名キジのいる静物画
  • 英語名Still Life with a Pheasant
  • 分類絵画
  • 制作年1924年 - 1924年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オランジェリー美術館 (フランス)
  • 種類油絵
  • 高さ64.5cm
  • 横幅92cm
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