作品概要

同時的コントラスト:太陽と星》は、画家のロベール・ドローネーによって制作された作品。制作年は1912年から1913年で、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

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ドローネーの抽象表現とは

ロベール・ドローネ―は、作品制作時に自然界の色や形をそのまま表現するのではなく、色相互作用がどのように深みと動きの感覚を作り出すかに魅了されていた。《同時的コントラスト:太陽と星》では動きは宇宙のリズムであり、絵の円形の枠は宇宙の兆候だと表現したのである。

また画面における配色で、物質の動きを示した。画面左上に位置する円形は太陽と月を表すが、その周辺に使用されている赤、オレンジは太陽と月それぞれの日の回転を色で表現し青色と緑色は夜を示している。しかし星と惑星の光は、屈折するため上記のような手法では描かれなかった。

彩られた飛行機は画面構造の一部のように描かれているところからも、この頃彼が物質を自然の形に描き表していなかったことが見て取れる。ドローネーにとって描き表現するということは、もはや説明できるようなものではなかったのだ。色の表現方法にしても、色の順番は実に破壊的であったといっても過言ではない。彼の作品は、目に見える現実から離れたものであることがお分かりいただけるだろう。

追求された芸術表現

詩人のギヨーム・アポリネールは、ドローネーのスタイルはオルフィスムであると公言している。オルフィスムまたは、オルフィズムと呼ばれる芸術スタイルはキュビズムの影響を受けたフランス絵画における傾向の呼称である。その特徴は、キュビズム作品における抽象化をより押し進めたもので、その色彩は型にはまらない自由な発想で表現されていた。

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基本情報・編集情報

  • 画家ロベール・ドローネー
  • 作品名同時的コントラスト:太陽と星
  • 英語名Simultaneous Contrasts: Sun and Moon
  • 分類絵画
  • 制作年1912年 - 1913年
  • 製作国パリ
  • 所蔵ニューヨーク近代美術館 (アメリカ)
  • 種類油絵
  • 高さ134.5cm
  • 横幅134.5cm
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