作品概要

自転車に乗る人のダイナミズム》は、画家のウンベルト・ボッチョーニによって制作された作品。制作年は1913年から1913年で、ジャンニ・マッティオーリ・コレクションに所蔵されている。

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《自転車に乗る人のダイナミズム》はウンベルト・ボッチョーニによって1913年に制作された油彩画である。この作品はミラノのジャンニ・マッティオーリ・コレクションに所蔵されており、ヴェネチアのペギー・グッゲンハイム・コレクションに長期太陽されているため、そこで観る事ができる。

自転車 ―未来派特有のモチーフ

ボッチョーニが仲間の芸術家たちと「未来派宣言」を発表したのは1909年のことであった。彼らは遠近法や神話画、キリスト教絵画といった伝統的なヨーロッパの芸術の手法やテーマを否定し、近代社会の所産である機械文明を芸術に取り入れようとした。そして機械の動きや連続写真から着想を得て、絵画や彫刻を制作したのである。

自転車は1818年にドイツで発明され、様々な改良を加えられた後、1885年にイギリスで現在の自転車の元祖となる「ローバー」が開発された。この普及し始めた自転車は近代社会のスピード感を表現するのに丁度良いテーマであり、ボッチョーニは念入りに準備素描を描いた上で油彩画にとりかかっている。

作品

ボッチョーニはこの作品を描くにあたって7枚の準備素描を制作している。そこでは自転車に乗った人物が、徐々に油彩画における動きの表現へと抽象化されていく様子が見て取れる。

油彩画では画面の左右両端に描かれた白い円形が車輪の素早く回転する残像を表しているようだ。力強く疾走する自転車が空気を掻き分ける様子が自転車の左右に塗り分けられた色とりどりの色面によって表現される。

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基本情報・編集情報

  • 画家ウンベルト・ボッチョーニ
  • 作品名自転車に乗る人のダイナミズム
  • 英語名Dynamism of a Cyclist
  • 分類絵画
  • 制作年1913年 - 1913年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ジャンニ・マッティオーリ・コレクション (イタリア)
  • 種類油彩画
  • 高さ70cm
  • 横幅90cm
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