作品概要

人体のダイナミズム》は、画家のウンベルト・ボッチョーニによって制作された作品。制作年は1913年から1913年で、ミラノ市立現代美術館に所蔵されている。

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《人体のダイナミズム》はウンベルト・ボッチョーニによって1913年に制作された油彩画である。この作品はミラノのパラッツォ・レアーレにある市立現代美術館に所蔵されている。

『ダイナミズム』シリーズ

1913年ごろを中心に制作した『ダイナミズム』シリーズにおいて、ボッチョーニはそれ以前の作品にも増して色彩の効果に配慮するようになった。このころの彼の作風は色彩豊かで、暴力的ですらあり、濃密である。それと同時に、彼の興味の中心は空間をいかに処理するかということに移っていった。

それ以前の作品と比較して、空間は三次元的な奥行きを失っていき、作品に描かれたテーマが内包するものが空間を支配するようになった。これにより、ボッチョーニの絵画はピカソやブラックに代表されるキュビスムとは完全に異なる方向へ向かう事となる。

作品

この絵は一見すると抽象的な形が複雑に絡まっているだけのように思われる。しかし詳細に観察すると、そこには動いている肉体、例えば縮んだりゆるんだりしている筋肉の束が描かれているのがわかるのである。人体と空間は相互に関連しながら動いている。

画家は猛烈な動きを表現するために形と色によってうまくバランスをとっている。中心に見える紫色の部分に見られるような、平面を鋭く横切る暴力的な色調差によって、ダイナミックでありながら統一的な構成を実現している。

なお、この絵のための準備素描はミラノのスフォルツェスコ城の版画素描コレクションに所蔵されている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ウンベルト・ボッチョーニ
  • 作品名人体のダイナミズム
  • 英語名Dynamism of a Human Body
  • 分類絵画
  • 制作年1913年 - 1913年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ミラノ市立現代美術館 (イタリア)
  • 種類油彩画
  • 高さ100cm
  • 横幅100cm
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