作品概要

自画像》は、画家の藤田嗣治によって制作された作品。制作年は1931年から1931?年で、アルゼンチン国立美術館に所蔵されている。

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多く残した自画像の特長

フジタは画家になった後、100枚以上の自画像を描いた。1920年代のフジタは「アトリエの画家」としての自画像を繰り返し描いている。その多くは、硯と紙の置かれた作業机に向かい、右手に墨をつけた面相筆をもってポーズをとる姿を描いたものである。こちらの《自画像》では、フジタの日常的な姿がとらえられている。

自身の姿を客観的にみつめることによって、自己の内的世界に踏み入れようとする画家の意識が垣間見える。

フジタの自画像の中には、煙草などのし好品や自分が愛用していた日用品がよく描かれている。手先が器用で、夜の社交場に着ていく衣装を自作するほど裁縫が得意だったフジタにとって、針、糸、ボタン、針山などの裁縫道具は格好の題材だった。

時代とともに変化する自画像

1931年に描いたこの《自画像》は、1913年に東京から渡仏してすぐに描いた作品とは異なるイメージを産ませた。又、これは彼が45歳の時のものだが、若い頃と比較しても、長い間、彼のスタイルは変わらないままである。例えば、切り下げ前髪、黒淵の丸い眼鏡、思慮深い口髭は、最も認識されたフジタの特徴であった。又、それらの特徴おかげで、フランスで最もよく知られている日本人画家でもあった。

この自画像では、過去にいくつかの作品で装着されていたゴールドの指輪が出てこない。原因として考えられるのは、恐らく、ゴールドの指輪は若者の象徴であるアクセサリーであった為、あえて当時45歳であったフジタは取り外したのであろう。

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基本情報・編集情報

  • 画家藤田嗣治
  • 作品名自画像
  • 制作年1931年-1931?年
  • 製作国フランス
  • 所蔵アルゼンチン国立美術館 (アルゼンチン)
  • 種類インク、オイル
  • 高さ100cm
  • 横幅65cm
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