作品概要

ポリュペモスとアーキス》は、画家のアンニーバレ・カラッチによって制作された作品。制作年は1597年から1598年で、イタリアに所蔵されている。

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イタリアのローマにあるファルネーゼ宮殿のカメリーノ部分(小部屋)を完成させた後、カラッチは近接した彫刻がある場所もフレスコ画で描いた。アーチ形天井の終わりに飾られている《ポリュペモスとアーキス》はポリュペモスがアーキスに向かって岩を投げようとしているところである。

後世に残した大きな基盤

カラッチのフレスコ画はバロック様式の発展に影響を与える作品であった。彼は人の手を借りずに芸術の命をローマで再び蘇らせたのだ。1597年にカラッチはこのファルネーゼ宮殿の天井装飾を始め、そしてカメリーノを完成させているが、その過程はポリュペモスの場面の下に1600年の日付の記録にはない。おそらくはこのアーチ形天井が最後だと推測できる。それよりも90年前のミケランジェロのシスティーナ礼拝堂の天井に基づいて、カラッチの表現と空想の違いにより次の世紀の天井のデザインのスタンダードとなるものを作ったのである。

周りの彫刻と織りなす絵画

金色のフレームの中にある架空のキャンバスは、ブロンズの円型浮き彫りや石の像の前にぶら下がっているように見える。そのうちのいくつかは詳細をそぎ落とし、手先を失わせて大理石のようになめらかな性質をごまかすように置かれている。そして前方にはヌードの男性が置かれ、フルーツでできた冠を支えながら横目で見ている。そして端にいる天使たちは大空で取っ組み合いをしている。神話的なシーンは厳正に計画されて作られ、17世紀の古典主義者の模範にもなった。

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基本情報・編集情報

  • 画家アンニーバレ・カラッチ
  • 作品名ポリュペモスとアーキス
  • 英語名Polyphemus and acis
  • 分類絵画
  • 制作年1597年 - 1598年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵イタリア (ファルネーゼ宮殿)
  • 種類フレスコ画
  • 高さ60.9cm
  • 横幅35.5cm
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