作品概要

眠れるヴィーナス》は、画家のアンニーバレ・カラッチによって制作された作品。制作年は1602年から1603年で、フランスに所蔵されている。

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ボローニャ派のカラッチ一族

宗教画や風景画で活躍したアンニーバレ・カラッチは、17世紀のイタリアにおいてボローニャ派の巨匠であった。ボローニャ派とは、北イタリアのボローニャで栄えた絵画の流派のことである。これに属する者はアンニーバレ・カラッチと、その兄、従兄の3人によるカラッチ一族の1583年に設立されたアカデミアに学んだ。

その主だったものは、グイド・レーニ、フランチェスコ・アルバーニ、ジョバーニ・ランフランコ、ドメニコ・ザンピエーリである。彼らはその後ローマの主流としてアンニーバレの後を継いで、宗教的、神話的油絵を手掛けることになる。

ファルネーゼ家のために描いた作品

《眠れるヴィーナス》は左手を頭部の後ろに回し入れて眠るヴィーナスが描かれている。彼女の周りにはキューピットの太った男児がふざけ気味に戯れている。カラッチはこの《眠れるヴィーナス》をオドアルド・ファルネーゼのために描いたと言われている。

ファルネーゼ家とは当時のイタリアのローマの有名な名門家系である。1600年頃に手掛けたファルネーゼ邸の広間であるカラッチの天井装飾画は17世紀バロック装飾の先駆けともなっていた。

カラッチの友人であり、肖像画も描いてあげたことのあるジョバーニ・バティスタ・アグッチはこの《眠れるヴィーナス》のエクファラシスを「カラッチの人生」の本の中で書いた。このエクファラシスとは簡単に言うと絵画の言葉で描写することである。

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基本情報・編集情報

  • 画家アンニーバレ・カラッチ
  • 作品名眠れるヴィーナス
  • 英語名Sleeping Venus
  • 分類絵画
  • 制作年1602年 - 1603年
  • 製作国?
  • 所蔵フランス (コンデ美術館)
  • 種類油絵
  • 高さ190cm
  • 横幅328cm
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