作品概要

同時に開いた窓(第一部、第二モティーフ)》は、画家のロベール・ドローネーによって制作された作品。制作年は1912年から1912年で、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館に所蔵されている。

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シリーズ作品のうちの一作

《同時に開いた窓(第一部、第二モティーフ)》は、1912年に描かれた連作の作品のうちの一つである。そして本作品は、ドローネ―が完全なる非客観的な作品を制作し始めるそれ以前の作品と言われている。つまり、本作品が新たな制作スタイルに突入する前の最後の作品ということになる。

作品が受けた影響と与えた影響

本作品は、私たち、つまり鑑賞者は窓を通して外を見ている状態になる。作品自体が大きな窓であり、鑑賞者は作品を目にするだけでドローネ―の描いた世界間とその空間に入り込んだ感覚に陥るのではないだろうか。その窓から見えるエッフェル等の輪郭が細かく、その色はガラスの断片の様に表されている。

これは、オルフィスムの特徴でもあった万華鏡の効果と同様に深みの錯覚を作り出している。オルフィスム、またはオルフィズムというのは、19世紀のフランスにおける絵画の傾向の呼称である。そして、オルフィスム作品の傾向や特徴として挙げられるのは、色彩を自由に使用し制作されていることと、キュビズム作品における抽象絵画をより押し進めたものということだろう。

本作品からも見受けられるように色彩は明るく、色はブロックごとにはっきりと分かれているが色彩は柔らかく動きがある。そのため、鑑賞者は画面自体に動きがあるような錯覚を受けるのである。

1911年には本作品を含むシリーズ化された作品を受け、ソニアは有名な息子のためにパッチワークを制作し始めることとなる。また、窓を見るというモチーフは印象派と20世紀初頭の絵画運動、フォービズムの作品でも見られるようになる。

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基本情報・編集情報

  • 画家ロベール・ドローネー
  • 作品名同時に開いた窓(第一部、第二モティーフ)
  • 英語名Simultaneous Windows (2nd Motif, 1st Part)
  • 分類絵画
  • 制作年1912年 - 1912年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ソロモン・R・グッゲンハイム美術館 (アメリカ)
  • 種類油絵
  • 高さ40cm
  • 横幅46cm
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