作品概要

小さなヤシの木》は、画家のラウル・デュフィによって制作された作品。制作年は1906年から1906年で、ティッセン=ボルネミッサ美術館に所蔵されている。

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議論される制作時期

フランスの画家ラウル・デュフィによって描かれた《小さなヤシの木》と《冬の庭》は類似点があるため、制作された日付は大いに議論を呼んだ。《冬の庭》は今現在はアメリカでプライベートコレクションが所蔵しているものである。この2つの作品から美術史家のロナルド・ピックバンスはこの日付のついて、当初1905年制作と言われていたところを、デュフィがフランスのマルセイユとマルティ―グを訪れた1907年の秋だと考えた。

2年後、フランスのリヨン美術館はこれを1907年制作とした。その理由は《冬の庭》はデュフィのル・アーブルにある実家で描かれたものであり、尚且つ1907年のサロン・ドートンヌ展で発表されたことである。似たようなモチーフがこの2つの作品で繰り返し使われているにも関わらず、絵画の様式は全く異なることが引っかかったフランスの画廊により再び日付が1905年に戻されたのだ。

《冬の庭》は青、緑、薄紫のコントラストが二次元的な配置が目立つ一方で《小さなヤシの木》は、力強い明暗のコントラストと新印象派主義から受け継いだ小さなタッチで描かれた色彩が特徴的である。

このように日付の設定は困難であったが、最終的に1906年制作が有力であると落ち着いたのは、結局は1907年のいくつかの作品と《小さなヤシの木》があまり関連性が見つからなかったためである。これらが1906年頃へ結びつける唯一の要素ではないが、《小さなヤシの木》のモザイクの筆遣いは1906年を後に消えてしまっているのだ。

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基本情報・編集情報

  • 画家ラウル・デュフィ
  • 作品名小さなヤシの木
  • 英語名The Little Palm Tree
  • 分類絵画
  • 制作年1906年 - 1906年
  • 製作国フランス?
  • 所蔵ティッセン=ボルネミッサ美術館 (スペイン)
  • 種類油絵
  • 高さ91cm
  • 横幅79cm
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