作品概要

カーディフ・チーム》は、画家のロベール・ドローネーによって制作された作品。制作年は1912年から1913年で、スコットランド国立美術館に所蔵されている。

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連作のうちの一作

《カーディフ・チーム》は、ローベル・ドローネ―が1912年に行われたパリ・カーディフ・ラグビーマッチからインスピレーションを受け制作された作品である。ドローネ―は、本作品のみならず、いくつかのバージョンを制作している。

作品の表現要素として、断片化されたキュービズムの構成を組み合わせて描かれた。カラフルな背景とは対照に色づけられた飛行機は、その後の彼の幾何学的な作品の形態を示唆しているかのようである。

キュービズムとは、20世紀初頭にフランスで起こった芸術運動のことである。対象を基本的な構成要素に分解し、それをさらに再構成させるのがキュービズムの主な形態だ。この新たな形態をとることで、理知的な空間を新たに生み出そうとしたのだ。本作品からも、このキュービズムの精神をうかがい知れる。

絵画考察

ドローネ―は戦前に、パリのブランドを視覚の背景に置き、巨大な観覧車をエッフェル塔のバックグラウンドとして登場させることで作品のモチーフとしたのである。また画面背景の一部にモチーフとして使用されたブランドは、広告スローガンになるとして部分的に隠され、偽装された一方にはドローネ―自身の名前が使用されている。

絵画作品の中に自身の名前を盛り込んだのには、ドローネーが芸術家としてのキャリアを通して画面に描写するという重要なテーマの意味合いがあった。つまり動きや技術、スポーツの描写を表すだけでなく、このダイナミックな新しい世界の中の中心人物として自分を位置づけた表れでもあったのだ。

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基本情報・編集情報

  • 画家ロベール・ドローネー
  • 作品名カーディフ・チーム
  • 制作年1912年-1913年
  • 製作国フランス
  • 所蔵スコットランド国立美術館 (スコットランド)
  • 種類油彩/テンプラ画
  • 高さ326cm
  • 横幅208cm
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