作品概要

フィアンセ》は、画家のシャイム・スーティンによって制作された作品。制作年は1923年から1923年で、オランジェリー美術館に所蔵されている。

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シャイム・スーティン(1893年1月13日-1943年8月9日)は、ロシア系ユダヤ人で、その多くをフランスで過ごした。彼はパリ在住の間、表現派の活動に大きく貢献した人物である。
描写の形や色、質感などについて独特のスタイルを確立し、伝統的手法と抽象的表現主義の形成の間の架け橋の役割を担った。

カーニュでの肖像画

この肖像画は、おそらく南フランスのカーニュで描かれた作品である。カーニュでスーティンは、ほかにも多くの女性の肖像画を、同じような曲線の筆づかいで描いている。

特徴的な構成

本作のタイトルは、スーティンについての周知の逸話との関わりはなく、このモデルも身元が明らかになっていない。垂直な構成が彼女の長く伸びた顔と痩せた体形を完全に取り囲み、その体が緑と茶の背景から際立って見える。

スーティンの色づかいのテクニック

スーティンの白いドレスの描き方を見ると、彼が小さな菓子職人たちを描いた際、上着を表現するのに使用したテクニックを思い出す。白い色の上に、緑や青、黄色の長い筆の跡が散らばっていて、その効果で衣服に折り目があるように見え、ほとんど虹色のようで、動いているかのような印象を受ける。

その体の色味は、ピンクから赤までの色を長い一筆で描く筆づかいで表現し、手の構造や顔の一部分を強調する非常に印象的な画法である。

シャイム・スーティンは、自分の感情を通じて新しい世界を構成しなおす画法を生み出すために、この若い女性の肖像画を実験台にして、優れた表現主義の大胆さを示しているのである。

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基本情報・編集情報

  • 画家シャイム・スーティン
  • 作品名フィアンセ
  • 制作年1923年-1923年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オランジェリー美術館 (フランス)
  • 種類油絵
  • 高さ81cm
  • 横幅46cm
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