作品概要

メスのポメラニアンと子犬》は、画家のトマス・ゲインズバラによって制作された作品。制作年は1777?年で、テート・ギャラリーに所蔵されている。

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音楽家の飼い犬

この絵の2匹の犬は、音楽家カール・フリードリヒ・アーベルの飼い犬である。彼は最後の偉大なヴィオラ・ダ・ガンバの名人であった。アーベルは、18世紀半ばにイギリスの音楽シーンを支配したヨハン・フィッシャーとヨハン・クリスチャン・バッハと共に、ドイツの音楽家の一人であった。

彼とゲインズバラは、おそらく1760年代初期にバースで出会い、親しい友人になったと考えられている。熟達した音楽家でもあったゲインズバラは、アーベルの最も価値のある楽器の1つを購入し、2人は頻繁に一緒に演奏した。画家は、おそらくこの楽器のレッスンと引き換えに、この絵をアーベルに贈った。

フォックス・ドッグ

ゲインズバラがこの絵を描いたときはまだほとんど知られていなかったが、ポメラニアン型の犬の記録が16世紀のイギリスにある。当時、彼らはキツネと顔が似ていたために、「フォックス・ドッグ」として知られていた。この絵が最初に展示された時、画題は「フォックス・ドッグ」であった。

スピッツの起源であるこの品種は、白いサモエード犬と密接に関係しており、現在見られる小型種よりもはるかに大きかった。このフォックス・ドッグは、ゲインズバラの作品《朝の散歩》(1785年、ロンドン・ナショナル・ギャラリー)や《パーディタ(ロビンソン夫人)》(1781-2年、ウォレス・コレクション)にも見られる。この品種は19世紀後半までイギリスでは一般的ではなかったため、ゲインズバラが絵画のモデルとして使用するため、ドイツから犬を連れてきた可能性がある。

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基本情報・編集情報

  • 画家トマス・ゲインズバラ
  • 作品名メスのポメラニアンと子犬
  • 英語名Pomeranian Bitch and Puppy
  • 分類絵画
  • 制作年不明 - 1777?年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵テート・ギャラリー (イギリス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ83.2cm
  • 横幅111.8cm
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