作品概要

マーシャムの子どもたち》は、画家のトマス・ゲインズバラによって制作された作品。制作年は1787年から1787年で、ベルリン美術館に所蔵されている。

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アントワーヌ・ヴァトーの影響

ヨーロッパにおけるロココの時代、アントワーヌ・ヴァトーは新しい優雅さと気楽さの象徴となっていた。ヴァトーは、画家が明らかに軽薄な主題に取り組むことができ、しかも偉大な画家になることができるという証拠であった。彼自身おそらくほとんど意識していなかっただろうが、彼の作品は大きな影響力となった。こうしたフランス風の優雅さは、イギリスでさえ試みられることとなった。

ゲインズバラが影響された自由さ

ヴァトーへの最も個人的な反応は、ゲインズバラであった。ヴァトーの主題に似たものを描くことはめったになかった偉大な画家である。ゲインズバラの初期の肖像画のいくつかは、ヴァトーのモデル構成を利用していることを示している。しかしゲインズバラは、その後期作品で見られるように、ポーズ以上のものをヴァトーから拝借している。彼の肖像画から発せられる自由さは、自然と自然環境の自由がのびのびとした描写に結びついており、その全体がゲインズバラ自身の性質と同じように、リラックスしながらも活発な、モデルの独特な性格を表現している。

ヴァトーに重ね合わせた自身

パトロンへの手紙の中で自身を 「よくて野生のガチョウ」と表現した彼は、ヴァトーの仲間であり、彼の芸術で表現したのと同じ自由を選び、普通の社会では変人であることを意識していた。誰もがヴァトーの芸術の後継者であったが、ゲインズバラは晩年期まで「ファンシー・ピクチャー」に転向しなかった。肖像画に優先して「フェート・ギャラント(雅な宴)」様式の作品を生み出すようなイギリス人画家には、顧客はほとんどつかなかっただろう。

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基本情報・編集情報

  • 画家トマス・ゲインズバラ
  • 作品名マーシャムの子どもたち
  • 英語名The Marsham Children
  • 分類絵画
  • 制作年1787年 - 1787年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵ベルリン美術館 (ドイツ)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ243cm
  • 横幅182cm
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