作品概要

女優サラ・シドンズの肖像》は、画家のトマス・ゲインズバラによって制作された作品。制作年は1785年から1785年で、ロンドン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

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モデルについて

《女優サラ・シドンズの肖像》はトマス・ゲインズバラの後期肖像画の傑作の一つである。サラ・シドンズは有名なイギリス悲劇の女優であり、レディ・マクベスの役で知られている。彼女は、ゲインズバラとはロイヤル・アカデミーの同僚でありライバルでもあったジョシュア・レノルズを含む、さまざまな画家によって描かれてきた。

レノルズが劇的な効果を愛したのとは異なり、ゲインズバラは同情と連帯感からこの女優を描いた。ゲインズバラのように、サラは貧しい家庭の出身で、自身の勤勉さと才能によってのみ有名になった人物であった。

レノルズとの違い

合理的なレノルズは、罪と悔恨の寓意的人物に囲まれた悲劇のミューズとして「ハイ・アート(高級芸術)」のすべての規範に乗っ取ってサラを描いた。ゲインズバラは寓意以上に、人物の性格をとらえ、再現する能力に対する自身への信頼のもとに彼女を描いた。

彼は典型的な作品を描くことにほとんど関心がなかったので、《女優サラ・シドンズの肖像》にはヒロインの演技のヒントは示されない。彼は地位や社会的地位をあまり重要視せず、自然な人間の個性に価値を見出した。ここではサラは女優ではなく、賢くて力強い、生きた対話者として描かれている。

描写

カジュアルなストライプのドレスを着て、上品でわずかに貪欲さの見える横顔を持つ、美しく意志が強い女性が描かれている。彼女の淡い黄色のスカーフと茶色い毛皮は、ドレスの装飾の青いリボンとは対照的であるが、鮮やかな赤い背景に対する巨大な黒い羽つき帽子は、さらに劇的なコントラストとなっている。

肖像画のサラは、とても自信に満ちているように見える。彼女の茶色の目は鋭い。彼女は明らかに自身の価値を知っているが、傲慢ではない。

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基本情報・編集情報

  • 画家トマス・ゲインズバラ
  • 作品名女優サラ・シドンズの肖像
  • 英語名Portrait of actress Sarah Siddons
  • 分類絵画
  • 制作年1785年 - 1785年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵ロンドン・ナショナル・ギャラリー (イギリス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ126cm
  • 横幅99.5cm
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