作品概要

農園》は、画家のジョアン・ミロによって制作された作品。制作年は1921年から1922年で、ナショナル・ギャラリー ワシントンに所蔵されている。

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《農園》はジョアン・ミロによって作成された油彩画である。ミロがカタルーニャのモンロッジに居た1921年の夏に描き始め、1922年の冬にパリで完成させている。

作品について

作品には1911年からミロの家族によって所有されていたモンロッジのマシア(伝統的なカタロニア人の農家)の様子が目録のように描かれている。

ミロ自身はこの作品を「私の田舎生活の集大成」また「私の仕事のいっときの要約というだけでなく、それに続くものへの出発点」と表現し、彼の画家としてのキャリアの鍵となる重要な作品とみなした。

この作品はアメリカの作家、アーネスト・ヘミングウェイが妻メアリーへのプレゼントとして購入し、のちにメアリーによってワシントンのナショナル・ギャラリーに寄贈された。

ヘミングウェイはこの作品について、
「この絵には、誰もがスペインにいると感じる感覚、そしてスペインを離れて、スペインに行くことが出来ない時に感じる全ての感覚が含まれている。他にこの2つの相反するものを一つの絵に描ける人はいない。」と語っている。

作家とその画風

ミロはバルセロナで生まれたものの、田舎の世界、特にモンロッジと関連があり、彼の初期の作品はタラゴナの夏の風景やキャラクターの影響を示している。

ミロは周囲や、石や木にあたる光、そして一定の時間に変化する太陽の明るさを観測することで、地球の要素と強い繋がりを感じ、次のように述べている。

…絵を描く際、空気中に飛び出すように足をしっかり地面につける事が不可欠だ。なぜなら手足を通してそれらの力を伝達するからだ。

ミロはこの作品を準備期間を入れて9カ月間かけて完成させている。

飼い犬や、畑の野菜、そして日常的な細々としたものが描かれたこの作品のあと、ミロは徐々にディテールに拘らなくなり、シュルレアリスムへの傾倒を強めていった。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョアン・ミロ
  • 作品名農園
  • 英語名The Farm
  • 分類絵画
  • 制作年1921年 - 1922年
  • 製作国スペイン
  • 所蔵ナショナル・ギャラリー ワシントン (アメリカ)
  • 種類油絵
  • 高さ123.8cm
  • 横幅141.3cm
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