作品概要
《積みわら(日没、雪の効果)》は、画家のクロード・モネによって制作された作品。制作年は1890年から1891年で、シカゴ美術館に所蔵されている。

《積みわら》は、クロード・モネによる一連の印象派の絵画のタイトルである。一連の絵の主題は、すべて収穫シーズンの後の畑にある干し草の塊である。
このシリーズは25作品からなり、いずれも1890年の夏の終わりから1891年の春の間に描かれている。「ウィルデンシュタイン作品番号」では、1266から1290に該当する。繰り返し同じ主題を描く中にも、それぞれ異なる時間、季節、天候の光を表したシリーズとしてよく知られている。
《積みわら》のシリーズは、モネの他の作品と同様にジヴェルニーの自宅から3キロメートル以内の風景であり、近くの畑を描いたとされている。
日没、雪の効果
この《積みわら》は、雪の描写から冬の季節に描かれたことがわかる。
モネの絵画に特徴的な淡いピンクと青の色彩に対し、画面右上のオレンジの夕焼け空の色が一際目立っている。夕日が曇天に遮られているかのように、積みわらも他の背景と同じくすんだ色彩となっており、夕焼け空だけがまるで違う世界のように描かれている。
ウィルデンシュタイン作品番号は1278で、番号1277の「雪の効果」と同様の構図を取っている。
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