作品概要

サイマルテイニアス・カウンター・コンポジション》は、画家のテオ・ファン・ドゥースブルフによって制作された作品。制作年は1929年から1930年で、アメリカに所蔵されている。

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作品の時代背景

1929年から1930年に手掛けられた《サイマルテイニアス・カウンター・コンポジション》は、当時ファン・ドゥースブルフらが筆頭となって活動していたグループ、デ・ステイルのグループ内での分裂が生じた後に制作された作品である。

デ・ステイルのグループ内でファン・ドゥースブルフに次、重要な人物であったのが、オランダの画家ピエト・モンドリアンだ。彼はグループ設立当時、ファン・ドゥースブルフと芸術の方向性は同じであったが徐々に彼らの思想は異なる方向を向くことになり、これがグループ分裂へ繋がったのである。

画中に混在する信念と反論

本作品は、芸術家により新たに形成されたエレメンタリズム理念の一例によって制作された作品であるともいえる。そしてファン・ドゥースブルフは画中にデ・ステイルの幾何学的抽象と原色を存在させた。

だが、水平線と垂直線に対してデ・ステイルからは厳しく拒まれたのだった。デ・ステイルに対しファン・ドゥースブルフは、画中にはダイナミックさが必要だとし、対角線を用いたとされている。

赤、青、黄色、黒の四つの長方形と正方形がキャンバス上に非対称に配置され、図形は見切れるように端が切り取られている。また、画面左下の二本の黒い線は直角に交わり、幾何学的形状で表現されている。

四つの図形と二本の線による、幾何学的構成が一つのキャンバスに混在しているため、鑑賞者へは重なり合うように見えているのだ。

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基本情報・編集情報

  • 画家テオ・ファン・ドゥースブルフ
  • 作品名サイマルテイニアス・カウンター・コンポジション
  • 英語名Simultaneous Counter-Composition
  • 分類絵画
  • 制作年1929年 - 1930年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵アメリカ (ニューヨーク近代美術館)
  • 種類油絵
  • 高さ50.1cm
  • 横幅49.8cm
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