作品概要

双樹の聖母》は、画家のジョヴァンニ・ベリーニによって制作された作品。制作年は1487?年から1487年で、アカデミア美術館に所蔵されている。

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<<双樹の聖母>>(イタリア語名:Madonna degli Alberetti) は、イタリアのルネッサン期の画家であるジョバンニ・ベッリーニによって、1487年に描かれた油絵である。双樹の聖母は現在、イタリアベニスにあるアカデミア美術館により所持されている。サイズは74センチ×58センチ(29インチ×23インチ)となる。

絵画様式とベース作品

双樹の聖母の背景部分の分割方法など様式面は、イタリアのベルガモにある美術館Accademia Carrara di Belle Arti di に保有されているジョバンニ・ベッリーニ作<<聖母子>>(1485年)をベースとして描かれていることを示している。

聖母子の表情

玉座に座る聖母マリアとその腕の中の幼子イエズスの造形はいきすぎないリアリズムをたたえており、崇高でありながら、普通の母子を見るような親近感も感じさせる。
聖母マリアと幼子イエズスの背後には、タペストリーが吊り下げられているが、この構図は当時の聖会話の典型的なモチーフであり、上述のベッリーニの作品である「聖母子」にも描かれている。

双樹のモチーフ

風景の両サイドには2つのほっそりとした樹木が描かれており、これらがこの作品の名前「双樹の聖母」の由来となっている。聖母子像はルネッサンス期の宗教画の典型的モチーフだが、この一対の樹木が、この絵画に独特の情緒と個性をもたらしている。キリスト教では、エデンの園に生えていた樹木は生命の樹としており、神の恩寵、永遠の命を象徴する。いずれ磔刑で自らの命とひきかえに、人類を罪から救済したといわれるイエズス・キリストによる魂の救済を寓意しているのかもしれない。

ベッリーニによる署名

なお、作品の前景下部には他のジョバンニ・ベッリーニの作品と同様に、緑色の大理石模様の胸壁に彼の署名が入れられている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョヴァンニ・ベリーニ
  • 作品名双樹の聖母
  • 英語名Madonna of the Small Trees
  • 分類絵画
  • 制作年1487?年 - 1487年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵アカデミア美術館 (イタリア)
  • 種類油絵板
  • 高さ74cm
  • 横幅58cm
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