作品概要

ラザロの復活》は、画家のレンブラント・ファン・レインによって描かれた作品。制作年は1630年から1632年で、ロサンゼルス郡立美術館に所蔵されている。

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《ラザロの復活》はレンブラントが画家としての経歴が短いうちに描いた油彩板絵である。1620年代の作品と推定されるが、所蔵する美術館は1630年か1632年に描かれたものという見解を立てている。新約聖書『ヨハネの福音書』第11章に語られるラザロの蘇生を描いており、現在はロサンゼルス郡立美術館に所蔵されている。

主題

その名の通り、当絵画ではキリストがラザロの名を呼び、ラザロ自身が墓の中から起き上がる場面が描かれている。絵の左側で描かれる登場人物たちの姿が明るい色調で彩色されるのに反し、ラザロは暗い色調の右側に位置付けられている。左側に佇むベタニアのマリアとその同伴者らがラザロの蘇りに驚愕している様子もうかがえる。

ここで描かれるのは、厳罰を受けた罪人が最初の慈愛を受けるという奇跡で語られる霊的生命の比喩である。レンブラントはキアロスクーロ(明暗法)を用い、埋葬用の洞窟内を暗く描き、その中に僅かな松明の灯りを加えることで画像の印象を際立たせようとしている。

師からの影響

レンブラントはピーター・ラストマンの徒弟を終えて間もない頃のライデン逗留中にこの絵画を残しており、師の影響も色濃い。

1632年と1642年には、同じ題材を用いた違う構図のエッチングも残してはいるが、この絵画は同じ題名の学友ヤン・リーベンスの残したエッチングの上に描かれたものと言われている。同時期に描かれた《キリストの埋葬》の構図が本作品に流用されており、後年の1635年以降に描かれた《復活》には逆に本作品の構図がそっくり模倣されている。

基本情報・編集情報

  • 画家レンブラント・ファン・レイン
  • 作品名ラザロの復活
  • 制作年1630年-1632年
  • 製作国不明
  • 所蔵ロサンゼルス郡立美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩板絵
  • 高さ96.36cm
  • 横幅81.28cm
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