作品概要

オーレリア》は、画家のダンテ・ガブリエル・ロセッティによって制作された作品。制作年は1863年から1873年で、テート・ギャラリーに所蔵されている。

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この作品は、《ボッカ・バチアータ》(1859年、ボストン美術館蔵)から始まる連作の一つである。連作は、長い髪を持った魅力的な若い女性の物思いに耽っている姿を特徴としている。オーレリアは、鏡の中の自分自身を見つめ、彼女の金髪をけだるげに編みながら、幻想にとらわれている。

イタリアの詩がインスピレーション

主題は、イタリアの詩人ファチオ・デリ・ウベルティ(1326-1360)の詩に触発されている。ファチオは、ヴェローナのアニヨーラ夫人に求愛していた。ファチオの恋人の美しさの描写(ロセッティの翻訳による)は、自身の愛人、ファニー・コーンフォースをモデルとして使用した本作と非常に深く関連している。

私は愛らしく美しい口を見る。
髪に囲まれた大きな額、
小さな白い歯、まっすぐでしっかりとした鼻、
そして甘く描かれたはっきりした眉を。
(18-21)

私は彼女の白くなだらかな首を見る
肩と胸から持ち上げられたそれを。
そして彼女の丸いくぼんだ顎は、間違いなく
世界には想像もできない。
(35-8)

見られる存在としての女性

これらの行からわかるように、詩は「見る」という行為について書かれたものである。男性の詩人は、女性の美しさに魅了されたことを宣言しているが、女性はその相反する観察の結果としてのみこの力を発揮することができる。オーレリア(おそらく古風であるために選ばれた名前)は、赤い唇、流れる赤い髪と、さらけだした肩と首で、強調されたエロチックな魅力を絵画に滲み出させている。彼女の夢見るような表情と自己陶酔は、彼女を完全に受け身の存在にしている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ダンテ・ガブリエル・ロセッティ
  • 作品名オーレリア
  • 制作年1863年-1873年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵テート・ギャラリー (イギリス)
  • 種類油彩、板
  • 高さ43.2cm
  • 横幅36.8cm
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