作品概要

ラム酒の瓶と新聞》は、画家のフアン・グリスによって制作された作品。制作年は1913年から1914年で、個人に所蔵されている。

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フアン・グリスは1912年にキュービストの手法で絵を描き始めた。親しかったピカソとブレイクの影響を受け、面する形や変化する視点を描く技術を分析的キュビズムを通して素早く進歩させ、色の重なり合った平面と質感を使ってキュビズムと統合させた。

キュビストの根本的な考えは、「自然はもはや必要な出発点ではない」である。
代わりに色を塗った平面は、それが表す物に向かって発展させることができる構成のイメージを提供することができる。

グリスのメソッド

グリスの親友でディーラーであったダニエル・ヘンリー・カーンワイラーは、グリスのメソッドを次のように書いている。

「彼は自由に発展することの出来るリズムのアンサンブルで描き始めた。このリズムが順々にそのモチーフの中で跳躍する。いくつかのシンプルな「刺激」は、観客に望むオブジェクトを「見る」ようにするのに十分であった。白い面に描かれた平行線は1枚の楽譜になり、線のタイプによってはそれを新聞紙に変え、平らに描かれた輪はお皿となった。」

そのような作品のオブジェクトはしばしば歌でしかなく、理解するためには観客が想像力を駆使して読まなければならなかった。

作品の特徴

《ラム酒の瓶と新聞》では、グリスは交差する角度のある平面を使ってイメージを構築した。
これらの多くは木製のテーブルトップを示唆する疑似木目を持っており、それらが重なりあったり絡み合ったりすることで、視点の可能性を否定している。

ボトルと新聞には読み取る手がかりがわずかしか示されていない。いくつかの文字、アウトラインとローカルカラーのヒントは、オブジェクトのアイデンティティを示すのに十分である。しかし、作品の複雑さは、重なり合い交差している面が、オブジェクトに対する異なる視点からの視覚的な記憶を表しているかもしれないという示唆にある。

そのような絵は、カーンワイラーが主張したように観客の想像力を駆使して初めて完全に理解される、という意味で概念的である。

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基本情報・編集情報

  • 画家フアン・グリス
  • 作品名ラム酒の瓶と新聞
  • 英語名Bottle of Rum and Newspaper
  • 分類絵画
  • 制作年1913年 - 1914年
  • 製作国フランス?
  • 所蔵個人
  • 種類油絵
  • 高さ46cm
  • 横幅37cm
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