作品概要

サン・セヴラン教会》は、画家のロベール・ドローネーによって制作された作品。制作年は1909年から1910年で、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

モチーフ

ドローネーは、サン・セブラン教会の回廊を、初期の作品シリーズの初めのモチーフとして選んだ。

この教会は13世紀に建造された小さなゴシック教会で、ドローネーのパリのスタジオの近くに位置している。サン・セヴラン教会をモチーフにした作品シリーズは、この作品を含め7作品である。

セザンヌとブラックからの影響

この作品には、ステンドグラスの窓から差し込む光の変調と、その結果生じる建築物の知覚的な歪みが印象的に描かれている。

少ない色幅と、表面を砕くようにまだらに塗られたなめらかな床の描写からは、ポール・セザンヌや、初期のジョルジュ・ブラックの、キュービリズムに傾倒した風景画からの影響が見受けられる。

ドローネー自身も、作品中のサン・セヴラン教会の描写について、セザンヌからキュービリズムまでの伝統に影響を受けたものであると書き残している。

キュービリズムの追求

ドローネーは、エッフェル塔をモチーフにした作品シリーズで、キュービリズムの分離性を深く追及した。

その中で、独自に生み出した、モチーフを破壊する手法で、エッフェル塔と周囲の景色を様々な角度や視点から描いた。

ドローネーは、壮大で独特の雰囲気や存在感があり、光の加減が良いうえに、当時においての近代や発展のシンボルとなるようなモチーフを求めた。

そのため、ゴシック様式の大聖堂の壮大なアーチや、エッフェル塔は、フランスの発展を反映するシンボルとして好まれた。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家ロベール・ドローネー
  • 作品名サン・セヴラン教会
  • 英語名Saint-Séverin No. 3
  • 分類絵画
  • 制作年1909年 - 1910年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ソロモン・R・グッゲンハイム美術館 (アメリカ)
  • 種類油絵
  • 高さ114.1cm
  • 横幅88.6cm
  • 投稿日
  • 編集者
  • サン・セヴラン教会の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。