作品概要

海の呪文》は、画家のダンテ・ガブリエル・ロセッティによって制作された作品。制作年は1875年から1877年で、ハーバード大学美術館に所蔵されている。

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海の妖精セイレーン

この絵は人間の姿のセイレーンを描いている。彼女はリンゴやリンゴの花、カモメに囲まれて、物思いに耽りながら曲を演奏している。ハープのように演奏されているこの楽器は、中世の弦楽器プサルテリウムに多少関連していると言われている。「ミュージック・イン・アート」誌に掲載された分析によると、これは伝統的な日本の楽器である琴の、長さを短くしたものである。

ロセッティの弟ウィリアムはこの作品について、「セイレーン、海の妖精。その笛は海鳥を召喚し、その歌声は、魅了された船員にとっては命を奪うものになるだろう」と述べている。

制作の背景

1873年、ロセッティは《海の呪文》の習作として、楽器を演奏する海の乙女の絵《リゲイア・サイレン》を制作した。彼は1875年8月18日までに絵画制作にとりかかった。画家の兄弟のウィリアム・マイケル・ロセッティは、パトロンであるフレデリック・リチャーズ・レイランドがそのような絵画をいくつか購入することに興味を示した後に、《ローマの寡婦》と呼ばれる絵画とともにこの作品が描かれたと書いている。レイランドは後に絵画を購入する約束をしたことを否定した。

カモメの剥製

モデルはロセッティのミューズの一人であるアレクサ・ワイルディングである。《海の呪文》は、同じくワイルディングをモデルに使用した《ヴェロニカ・ヴェロネーゼ》の対画である。ロセッティは、絵画に使われたカモメの剥製を見つけて配置する際に、動物学者の助けを借りた。これは絵画制作に若干遅れをもたらした。

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基本情報・編集情報

  • 画家ダンテ・ガブリエル・ロセッティ
  • 作品名海の呪文
  • 制作年1875年-1877年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵ハーバード大学美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ111.5cm
  • 横幅93cm
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