作品概要

ピア・デ・トロメイ》は、画家のダンテ・ガブリエル・ロセッティによって制作された作品。制作年は1868?年で、スペンサー美術館に所蔵されている。

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ダンテの神曲から取られた主題

この作品は、ロセッティがこの絵のモデルであるジェーン・モリスとの関係を始めた時期に描かれた。彼が《ベアータ・ベアトリクス》(1870年)でそうしたように、ロセッティは彼のモデルに対する愛を描き出すためにダンテ・アリギエーリの「神曲」の「煉獄篇」から主題を選んだ。物語は、夫に監禁され、後に毒を盛られる女性のことを記している。ロセッティは、世界が彼が妄想していた幻想を信じることを望んでいた。彼は《プロセルピナ》などにおいて描かれているように、この主題を描き続けた。

男性に翻弄された女性としてのジェーン

ロセッティはジェーンを徹底的に描いただけでなく、ポーズを取った彼女を写真に撮り、その写真を習作段階のスケッチとして使用した。ジェーンは他の作品の中でも、プロセルピナ、グィネヴィア王妃、デズデモーナとして描かれている。物語の中の彼女たちはすべて、男性に翻弄された。

描写

ジェーンはロセッティの絵のほとんどでアンバランスに大きく見える。鑑賞者が彼女の顔の美しさに焦点を当てている限り、背景は重要ではない。この作品では彼女の細長い首は正常な位置にはなく、さらに肌の白さが輝いており、鑑賞者は絵画の他の面に注意を払うことができなくなる。髪色は、実際のものとは違った色になっている。本来は濃い茶色であったが、ロセッティはそれを、エリザベス・シダルの髪のような赤褐色で塗った。また、彼女の手は独特の方法でひねられ、絡み合っている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ダンテ・ガブリエル・ロセッティ
  • 作品名ピア・デ・トロメイ
  • 英語名Pia de' Tolomei
  • 分類絵画
  • 制作年不明 - 1868?年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵スペンサー美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ105.4cm
  • 横幅120.6cm
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