作品概要

化粧する若い婦人》は、画家のジョヴァンニ・ベリーニによって制作された作品。制作年は?。

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《化粧する若い婦人》は、亡くなる前年の1515年に描かれた、ジョヴァンニ・ベッリーニ(1430-1516)の晩年を代表する作品であり、現在は、ウィーン美術史美術館に所蔵されている。

弟子のジョルジョーネ、ティツィアーノらとともに、ヴェネツィアのルネッサンス期の創設者として、宗教的主題を多く用いたベッリーニ。「ヴァニタス」をモチーフにした寓意的な本作品は、そうした彼の作品の中にあって、数少ない例外と言えるだろう。

ここで「ヴァニタス」を象徴するものは、女性自身、女性が手に持つ鏡および女性の後ろの壁に掛かっている鏡、つまり、合わせ鏡である。絵の女性は、手鏡を用いながら、後ろの鏡に映る自らの後頭部を見つめている。合わせ鏡を用いることで、縦629mm・幅783mmと、そこまで大きな作品ではないにも関わらず、空間に奥行きを持たせ、化粧をする女性の動きを際立たせることに成功しているのだ。また、ベッリーニの巧みな技法に加え、ベッリーニが活躍したヴェネツィアが、当時、鏡の特産地であったことも、合わせ鏡による「絵の中の絵」を成立させることが出来た要因だろう。

ベッリーニの弟子であったティッツィアーノは、のちに、ベッリーニの《化粧する若い婦人》に倣い、自身の作品《鏡を見る婦人》(1515年)で、合わせ鏡のモチーフを取り上げている。同作品は、ルーブル美術館に所蔵されている。女性が鏡を見ている構図は、うわべばかりに囚われた「虚栄」の寓話であると解釈することもでき、当時の画壇では、よく見られるモチーフであったようだ。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョヴァンニ・ベリーニ
  • 作品名化粧する若い婦人
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年不明 - 不明
  • 製作国不明
  • 所蔵不明
  • 種類不明
  • 高さ不明
  • 横幅不明
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