作品概要

愛しい人》は、画家のダンテ・ガブリエル・ロセッティによって制作された作品。制作年は1865年から1866年で、テート・ギャラリーに所蔵されている。

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《愛しい人》は、イギリスの画家ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティにより制作された油彩画であり、現在はテート・ギャラリーに所蔵されている。

ソロモンの歌

この絵、旧約聖書内の「ソロモンの歌」の一節を描いている。「ソロモンの歌」の中の次の二行が、作品の金のフレームに刻まれている。

「愛しい人は私のものであり、私は彼のもの」(2:16)

「彼​が​口づけ​を​もっ​て​わたし​に​口づけ​し​て​くれる​なら。あなた​の​愛はワイン​に​勝るもの​」(1:2)

色のコントラスト

花嫁は、ベールから顔を出している。4人のブライズメイドとアフリカ人の給仕の少年が彼女に同行している。アフリカ人少年の肌だけでなく、4人のブルネットヘアーや暗い色合いの衣装は、花嫁の赤毛や白い肌と印象的なコントラストを作り出している。

花嫁の顔を囲うように慎重に描かれたこの色のコントラストは、様々な議論を呼んだエドゥアール・マネの《オランピア》(1865年)の影響を受けたことをほのめかしている。ロセッティは本作に取り組んでいる間、マネのもとを訪問している。本作はまた、ティツィアーノの作品に大いに影響を受けている。

改作が続けられた作品

ロセッティは、一目で彼女がペルー人だとわかるヘッドドレスを花嫁にかぶせ、日本の着物から作られたガウンを着せている。このエキゾチック色豊かな布は、画面の中心を占める花嫁の西欧風の顔を支えている。ロセッティは1866年にこの作品を表面上完成させたが、生涯を通して改作を続けた。

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基本情報・編集情報

  • 画家ダンテ・ガブリエル・ロセッティ
  • 作品名愛しい人
  • 英語名The Beloved
  • 分類絵画
  • 制作年1865年 - 1866年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵テート・ギャラリー (イギリス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ80cm
  • 横幅76cm
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