作品概要

タマル女王》は、画家のニコ・ピロスマニによって制作された作品。制作年は不明年から不明年で、ジョージア国立美術館に所蔵されている。

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《タマル女王》はニコ・ピロスマニ(本名ニコ・ピロスマナシヴィリ)によって制作された油彩画で、現在ジョージア(グルジア)の国立博物館に所蔵されている。

ニコ・ピロスマニ

ピロスマニ(1862-1918)はジョージアの素朴派の代表的な画家である。素朴派とは、従来のヨーロッパの伝統的な芸術観の外にある芸術を指す。オセアニアの仮面、アフリカの彫像などと並んで、ピロスマニのような正式の美術教育を受けない画家たちもそこに分類された。

しかし、先鋭的な美術観が次々に生まれるパリなどの大都市と異なり、まだ伝統的な価値観が支配的であったジョージアではピロスマニの作風はなかなか受け入れられず、彼は不遇のうちに一生を終えた。彼の評価が高まるのは死後のことである。

タマル女王

タマルはバグラティオニ朝グルジア王国の王ギオルギ3世の娘として1160年ごろ生まれた。父に男子がいなかったため1184年に即位した。彼女は周辺国の侵攻から王国を守り、死刑と拷問の廃止など国内の緊張を和らげる政策をとった。1194年からカフカス地方に進出し、王国の版図は最大となった。また、一時滅亡した東ローマ帝国を援助してトレビゾンド帝国を建てさせるなど、国際的にも影響力を持った。

彼女は死後、正教会によって聖人に列せられ、現在のジョージアの50ラリ紙幣にも肖像が使用されるなど、国民に親しまれている。

作品

女王は画面に右側に立って巻紙を両手で持っている。王冠と豪華な毛皮のついたマントが威厳を醸し出している。おそらくこの作品は《ショタ・ルスタヴェリ》と対になっており、ルスタヴェリが自分の詩を女王に捧げている様子を表していると思われる。

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基本情報・編集情報

  • 画家ニコ・ピロスマニ
  • 作品名タマル女王
  • 制作年不明年-不明年
  • 製作国ジョージア
  • 所蔵ジョージア国立美術館 (ジョージア)
  • 種類油彩画
  • 高さ101.5cm
  • 横幅71.5cm
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