作品概要

日露戦争》は、画家のニコ・ピロスマニによって制作された作品。制作年は不明年から不明年で、ジョージア国立美術館に所蔵されている。

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《日露戦争》はニコ・ピロスマニ(本名ニコ・ピロスマナシヴィリ)によって制作された油彩画で、現在ジョージア(グルジア)の国立博物館に所蔵されている。

ニコ・ピロスマニ

ピロスマニは現在のジョージア共和国で1862年に農夫の子として生まれた。彼はアカデミックな美術教育を受けたことがなく、全くの独学で絵を描いていた。職を転々としつつ日、その合間に絵を描いていたが、その後放浪の旅に出て日暮らしの絵描きとして暮らした。

彼の作風は全く独自の様式を持つものだったが、当時の美術界からは全く相手にされなかった。ロシア・アヴァンギャルドの画家たちからは一定の評価を得たものの、生前はついに成功することはなかった。しかし現在ではジョージアの最も有名な画家として、その肖像画が1ラリ札になっている。

作品

この作品は日露戦争の様子を描いている。もっとも、ピロスマニはおそらくジョージア国外に一度も出たことがないと思われるため、想像で描かれたものと推測される。日露戦争は1904年に開戦した。この画面には陸地が見える海戦図として描かれているので、旅順港の封鎖作戦を描いているのかもしれない。

この絵の重要な点は、ピロスマニがロシア・アヴァンギャルドの画家たちに「発見」されるきっかけとなったという点である。ペテルブルクのロシア人画家キリール・スダネヴィッチがあるときピロスマニの住むトビリシにやってきて、居酒屋の看板として使われていたこの絵を見て、いたく感銘を受けた。彼はピロスマニの他の絵も探し出し、これらをモスクワやパリで紹介した。このようにしてピロスマニは無名の日曜画家から「素朴派」の代表的画家として認められるに至ったが、結局国内の画家協会やメディアからの反発を受け、不遇の生涯を終えたのである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ニコ・ピロスマニ
  • 作品名日露戦争
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年不明年 - 不明年
  • 製作国ジョージア
  • 所蔵ジョージア国立美術館 (ジョージア)
  • 種類油彩
  • 高さ105.5cm
  • 横幅156cm
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