作品概要

雪の中の樫(1828年)》は、画家のカスパー・ダーヴィト・フリードリヒによって制作された作品。制作年は1827年から1828年で、ヴァルラフ・リヒャルツ美術館に所蔵されている。

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宗教的含意のある風景画

無限の経験を捉えようとした画家カスパー・ダーヴィト・フリードリヒは、鑑賞者に立ち向かう素晴らしい作品を描いた。フリードリヒは、伝統的には重要とみなされていなかった風景画というジャンルを選択し、深い宗教的、精神的意味を作品に吹き込んだ。自然界の威厳は神の壮大さを反映するに過ぎないと信じ、神聖な美しい力を伝えるために、太陽のある景色や霧の広がりを特徴とした絵画を制作した。

ドイツを出なかった画家

ドイツの画家、特に19世紀初めの画家のほとんどは、ローマに住むか、イタリアへ長期留学をしたが、何人かの画家は依然として南の誘惑に抵抗した。そのうちの一人が、北ドイツとデンマークで修業をしたカスパー・ダーヴィト・フリードリヒである。彼はその後ドイツやボヘミアうぃ数回旅行したが、ドレスデンに定住し、他の土地へは移らなかった。

樫の木が象徴するもの

フリードリヒは風景画に専念したが、彼の主な目的は自然現象の描写ではなかった。自然の正確な観察は、人間の状態や、人間と自然、人間と神との関係を考えるための、景観という媒体を使った象徴的描写の基礎にすぎなかった。フリードリヒの小さな絵画、《雪の中の樫》は、正確な自然観察に基づいているが、曲がった樫の木は、象徴的な意味を持って描かれている。

樫はキリスト教以前の世界の象徴である。落ちた枝は異教の存在の無意味さを表し、雪の中の春の兆しと青空は、キリストという新しい生命を告げるものとして描かれている。

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基本情報・編集情報

  • 画家カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ
  • 作品名雪の中の樫(1828年)
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1827年 - 1828年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵ヴァルラフ・リヒャルツ美術館 (ドイツ)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ44cm
  • 横幅34.5cm
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