作品概要

パリ》は、画家のラウル・デュフィによって制作された作品。制作年は1937?年から1937年で、ポーラ美術館に所蔵されている。

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同年の作品に《電気の精》という巨大壁画を完成させたデュフィだが、《パリ》も比較的大きな絵画で4面あり各々大きさは縦190センチ、横49.8センチの屏風仕立ての作品である。パリのパノラマが描かれ、色彩と線描の見事な表現が際立った作品である。

パリを彩るバラとエッフェル塔

空には太陽と月が共存し青と黄色で色をつけている。パリの街並みはバラ色に染めている。デュフィは油絵、版画、テキスタイル、素描、服飾、陶器、家具など様々な作品を手掛けたが、この《パリ》は装飾分野の中で高い評価を得た。

デュフィは人生のシンボルとしてもバラを選び、好んでバラをモチーフとした作品を多数描いてきたが、この作品の中の4本のバラは柔らかな曲線を描き、背景の色と馴染みの良いコントラストを生んでいる。一方で奥の建物やパリのエッフェル塔は力強い輪郭線で描かれ、気品のあるモダンな雰囲気を出している。デュフィのパリ風景の作品群の中でも、《パリ》のバラとエッフェル塔は明確で大胆に表現されているところが特徴的である。

過去の経験が活かされた集大成

デュフィが自分の画風を確立した1920年代よりも前に培ったフォービズムからの影響による彼の時代がこの《パリ》の良さを生み出す大きな分岐点になったといえる。それはテキスタイルデザインの経験を経て、輪郭線から飛び出した色彩で作品に空間に満ちる光を生み出したことである。このようにデュフィの生み出す華やかさ、軽やかさが今もなお人々を魅了し続ける一因といえる。

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基本情報・編集情報

  • 画家ラウル・デュフィ
  • 作品名パリ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1937?年 - 1937年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ポーラ美術館 (日本)
  • 種類油絵
  • 高さ190.0cm
  • 横幅49.8cm
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