作品概要

ドーヴィルの競馬場》は、画家のラウル・デュフィによって制作された作品。制作年は1935年から1940年で、ポーラ美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

故郷であるフランスの港町ル・アーブルから近いドーヴィルだが、この時期デュフィはフランスのファッションデザイナーだったポール・ポワレらと度々この競馬場へ足へ運んでいた。デュフィが得意としていた題材は花、音楽、収穫、海、そして競馬場で、彼の画歴の中でも多様な展開を広げた一つである。

競馬場を好んで描いていたという点では、エドガー・ドガ、アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック、エドゥアール・マネもそうであるが彼らとは一味違う絵画を展開している。競馬場のスピード感や馬の動きをとらえるよりも競馬場と観衆が放つ華やかな雰囲気を見事に再現したのである。

筆さばきと色彩の華やかさ

《ドーヴィルの競馬場》は写実的な絵画ではなく、熟練した筆さばきと色彩のリズムによって描かれている。馬や人を完全に描いたかと思えば輪郭だけで表現してみたり、作品を形や枠だけでなく色彩で表現することによって華やかさと彼独自のスタイルを確立している。手前の競馬場のトラックとは対照的に描かれた奥の木々や家並みは緑と青で大胆に表現されている。

デュフィのこだわりや個性がわかる作品

青という色は濃いものであっても淡いものであっても、青であるという個性を失わないものだと語っているように青を特別な色彩として捉えていた。又デュフィはものの輪郭よりも色彩を感じ取り、心の中でその印象が長くとどまるという。これは色彩の魔術師とも言われる所以である。この《ドーヴィルの競馬場》はデュフィ独特の大胆な色彩と洒脱した線描が感じられる作品の一つである。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家ラウル・デュフィ
  • 作品名ドーヴィルの競馬場
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1935年 - 1940年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ポーラ美術館 (日本)
  • 種類油絵
  • 高さ65.2cm
  • 横幅80.9cm
  • 投稿日
  • 編集者
  • ドーヴィルの競馬場の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。