作品概要

レントマイスター》は、画家のオスカー・ココシュカによって制作された作品。制作年は1910年から1910年で、オーストリアに所蔵されている。

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うつむき加減のモデル

《レントマイスター》はオスカー・ココシュカの手による肖像画だが、モデルとなっているこの中年男性がどのような人物なのかははっきりしておらず、資産の管理あるいは評価を生業としていた人物ではないかとされている。

男のアシンメトリーな両目は薄目で下の方を見ている。絵を描いているココシュカの視線なのか鑑賞者の視線なのかどちらかを意識しているのかわからないが、いずれにせよ目を合わせないようにしている。

ココシュカの肖像画

肖像画を制作するときココシュカは自分はいないものだと思ってできる限り肩の力を抜いてほしいとモデルに声をかけることがあった。そうすることによって彼は自分の世界に入り込んだモデルの肖像を描くことができ、彼らの深層心理を前面に出した作品を作っていった。

男の頭の周りにはうっすらと光背がある。男の思考パターンを表しているのだ。モデルの孤独を強調することが多かったココシュカだが、「私は誰でも彼でもを描けるわけではない。私の触覚にピンときた人たちだけだ。彼らは私という人間の持っている側面とどこかいい相性を持っている」と述べている。

《レントマイスター》の際立っているところは、他の人も同時に同じ場所で描いていたにもかかわらず、ココシュカだけが薄い半透明の層と厚くインパストにした部分を組み合わせている点である。男の上着の地が半透明で目の周りには分厚く色が置かれている。しかしココシュカはこの絵の制作過程をとおして、絵具が薄い領域も厚い領域も、とがった物あるいは指の爪で大胆に線を引き、両方の領域がうまく一体化するようにしている。

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基本情報・編集情報

  • 画家オスカー・ココシュカ
  • 作品名レントマイスター
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1910年 - 1910年
  • 製作国オーストリア
  • 所蔵オーストリア (ベルヴェデーレ美術館)
  • 種類油絵
  • 高さ74cm
  • 横幅59cm
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