作品概要

雪の中の巨石塚》は、画家のカスパー・ダーヴィト・フリードリヒによって制作された作品。制作年は1807年から1807年で、ノイエ・マイスター絵画館に所蔵されている。

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画家初期の油彩画

《雪の中の巨石塚》は、ドイツの画家、 カスパー・ダーヴィト・フリードリヒによる風景画である。フリードリヒは、空や朝霧の中にたたずむ木やゴシック様式の遺跡などを描いた風景画によって知られている。

この絵は、雪の中の裸の樹木を描いている。2本の木の上部は折れており、3本目は風で曲がっている。ロマン主義的寓意の風景画で、丘の上に3本の樫の木の中に巨石塚が置かれ、瞑想的で陰鬱な雰囲気が描かれている。本作はおそらく1807年頃に描かれた、フリードリヒの初期の油彩画である。1905年以来、ドレスデンのノイエ・マイスター絵画館に所蔵されている。

複数の場所の要素

絵画の主な要素は、ドイツ東部のさまざまな場所から取られたものである。

この巨石塚は、西ポメラニアの ギュッツコー近くにある巨石塚(新石器時代の墓地)に基づいていると考えられている。1818年までに巨石は破壊されたが、フリードリヒは少なくとも1802年までにそれをスケッチしていた。さらに、木はノイブランデンブルクにてスケッチした。最も明確なものは1807年のセピアスケッチ《海の巨石塚》である。似た樫の木は、他のフリードリヒ作品《雪の中の修道士》(1808年)、《樫の木の修道院》(1818年)、《雪の下の修道院墓地》(1818年)、《雪の樫の木》(1829年)などにも描かれている。

丘は、ヴストロ近くのものである。絵画には、巨石塚の上に二羽、右に一羽、右の木の高いところに一羽と、四羽のカラスも描かれている。

宗教的な象徴

本作は、キリスト教と異教の象徴を暗示している。木や森は生命の持久力、長寿、不滅の象徴として見られていた。聖なる林は、しばしば古代の木々の群であり、秘密主義や加入の儀式と関連していた。それらは触ることができないとみなされていた。

フリードリヒによるこの絵画に描かれている主要な樹木は、ほとんど古い枝が刈り取られているように見える。巨石塚の周りの3本の木は、ゴルゴタの丘に立てられた3つの十字架を、そしてイエスの磔刑とキリストの身体が葬られた石窟を想起させる。絵画はまた、古代の石の遺跡の永続性、折れて弓なりになっても倒れない、嵐に耐える樫の木の強さ、そして真冬の中の人生の連続性を表している。

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基本情報・編集情報

  • 画家カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ
  • 作品名雪の中の巨石塚
  • 制作年1807年-1807年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵ノイエ・マイスター絵画館 (ドイツ)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ61cm
  • 横幅80cm
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