作品概要

エリザベス・デルメ夫人と子供達》は、画家のジョシュア・レノルズによって制作された作品。制作年は1777年から1779年で、国立美術館に所蔵されている。

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《エリザベス・デルメ夫人と子供たち》(1779年)は、ジョシュア・レイノルズによって描かれた油絵のポートレートである。それはワシントンの国立美術館(NGA)に1937年に寄贈された。NGAは作品を「威厳のあるグループ・ポートレート」と表現している。レディ・エリザベス・ハワード・デルメ(1746-1813)はカーライル伯4世の第三女で、1777年4月と6月に子供のジョンとイザベラ・エリザベスと一緒にレイノルズのモデルになった。

レイノルズの絵画様式

レイノルズはグランド・マナーの主唱者であり、NGAが指摘したように、完成まで2年間の月日が関わっているなら子供の成長ははっきりと見てとれるはずである。「しかしレイノルズは自然な見かけよりもデザインの抽象的な原則に則って描き上げている。」 とNGAは記述している。「レイノルズのグランド・マナーの似顔絵の概念の1つは、それぞれの人物がその階級を表す表情を持つべきだというものである。それ故レイノルズは貴族に相応しい威厳を与えるために、心理的個性を抑圧している。」

この作品はグランド・マナー様式と、座っている人物たちの三角形の構成で、ラファエロのマドンナ(「ひわの聖母」や「子椅子の聖母」など)を想起させる。 また背景の茶色はレンブラントやティッツァーノを想起させる。

レイノルズは1780年に300ポンドの絵の代金を受け取り、1789年に絵に触れてニスを塗り直した。

作品についてのコメント

シンシア・サルツマンは彼の著書である「オールドマスターズ、ニューワールド」(2009年)に、「デルメ夫人は、長くてエレガントな顔、二重瞼の広い目、そして優雅な髪を持っている。彼女は白いドレスを着、バラ色のサテンの外套が流れるように膝からかけられており、どちらも彼女の美しさと豪華さを物語っている。」と記述している。

またサルツマンはこの作品を、歴史に残るレベルに肖像画を引き上げようとするレイノルズの意図があらわれた最も優れた代表作の1つであると述べている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョシュア・レノルズ
  • 作品名エリザベス・デルメ夫人と子供達
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1777年 - 1779年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵国立美術館 (アメリカ)
  • 種類油絵
  • 高さ238.4cm
  • 横幅147.2cm
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