作品概要

》は、画家のカスパー・ダーヴィト・フリードリヒによって制作された作品。制作年は1821年から1822年で、ニーダーザクセン州立博物館に所蔵されている。

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早朝の場面

この小さなサイズの作品、《朝》は、1日のうちのさまざまな時間を描く連作の一部になることを意図して制作された。

これは、静かな早朝の場面である。低く横たわる霧は、中景の松の木の周囲を包み込み、さらに遠い山々の上の日の出を越えて広がっている。

前景では、一人の人物がボートをこぎ、霧で屋根しか見えていない小さな家から出発している。日の出の空は、黄色、オレンジ、青紫、ソフトピンクなどの色に溢れている。

人生と死

フリードリヒは自然界を慎重に描いたが、その作品は戸外で行われた簡単なスケッチに基づいてアトリエで描かれていた。それらは、ドラマ性もしくは象徴性の強調のために、コントロールされた要素で想像された構成となっている。

後に、フリードリヒがますます孤立して落ち込んだように、このような景色も、人生とその終わり、つまり死について画家に考えさせるきっかけとなった。これは、この連作について書かれた彼の著書で確認されている。

「今日は初めて、以前はその喜びと生をわたしに微笑みかけていた栄光の田舎が、わたしに崩壊と死の叫び声をあげた。空は雲に覆われていて今にも嵐が来そうであり、今日それはすばらしい色の山と畑の上に、白黒の冬のコートを初めて投げかけた。わたしの前に横たわる自然のすべては、色が枯渇している。」

一日を人生に例えた作品

これらの絵に取り組んだときの彼の心理状態を明らかにするこうした文章に加え、こうした作品を連作として制作するという決意は、人生の始まりから終わり(または朝から夕方)までの調査の視覚的な表現と見なされている。それらは人生の詩的な表現であり、生命、死、そして神に対するロマン主義的な視点の視覚的表現である。

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基本情報・編集情報

  • 画家カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ
  • 作品名
  • 制作年1821年-1822年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵ニーダーザクセン州立博物館 (ドイツ)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ22cm
  • 横幅30.5cm
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